映画鑑賞の尖兵

話題の映画から怪しい映画まで とにかく体当たりレビューしてしまおうという試み

初投稿

皆様初めまして。

この度「映画鑑賞の尖兵」なる当ブログを開設することとなりましたトダマニノフと申します。

当ブログは、あなたが気になる話題のあんな映画や、観てみたいけど勇気が出ないこんな映画へ私トダマニノフが尖兵として体当たりレビューをしていくという良く分からない試みで、殆どが映画関連の内容で構成される予定です。

というか正直言うと、いつかはやりたいなと思いつつ気付けば30代・・・相変わらず映画はよく観るので、ここらでブログでも始めようかと思った次第なのです。最近ちょっぴり暇だし。

人様のブログを拝見するのも結構好きなのですが、映画レビューをなさってる方も多いですね。映画って感じ方は人それぞれなのが良い所だと思います。「あ、そういう見方もアリなんだ」という新しい発見もあったりするから、私は人と映画の話をするのが大好きなのです。

この先度々記事に登場するであろう映画仲間の変態と自主制作映画を撮った経験もあります。ぴあフィルムフェスティバルに応募しましたが入選はしませんでした。敗因は悪ノリし過ぎた事でしょう。だけど、映画を撮るって大変だという事が凄く良く分かった貴重な体験です。一番困ったのは役者(イケニエ)の確保でした。いやぁ、ホントみんなよく出演してくれたよ・・・ありがとう。

このブログはあくまで一個人の意見ですので、人がつまらんと言った映画も是非、自分の目で観て判断して欲しいものです。なお、当ブログではネタバレは避ける方向で記事を書いていくつもりですので、どうぞ安心して読んでいただきたいです。

 

さて最初の映画は何にしようかと考えましたが、つい最近観た映画の話でも。

 

ポゼッション


映画「ポゼッション」予告編 - YouTube

まずはポゼッション。死霊のはらわたサム・ライミがプロデュースしていたので借りてみました。ストーリーとしては、妻と離婚した主人公は週末になると娘2人と過ごすのが習慣で、ある日娘達とガレージセールに立ち寄ります。そこで次女が古めかしい箱を見つけて気に入って購入するのですが、その日以来その次女に異変が起こり始めるというもの。ホラーですね。何よりこの話、実話らしいです。

実は私にはホラー耐性があって、怖い系は平気で観れます。若い頃、機動警備のバイトとかしてて、夜中に学校の巡回とか行ってましたし。そりゃちょっとは気味が悪かったですが、仕事だと割り切れば平気でした。実は霊感もあるんですが、意識しなければ見えたりする事もありませんし。怖い体験は結構しましたけどね。

話が逸れましたが、そんな私ですからこの映画は普通に観れました。これが実話なら怖いですね。そんな事ってあるんだなーという感じです。要するに次女がその箱に潜む悪魔に取り憑かれちゃうんですね。

この次女の演技は素晴らしかったです。段々と狂気に飲み込まれていくのですが、取り憑かれた演技はかなり怖いものがありました。親父としては、当初離婚による精神的ストレスが原因と考えるのですが、学校でも問題が起こったりして、どうやら元凶は例の箱にあるという結論に辿り着きます。

こういう悪魔払い的な映画を観る度に思うのですが、我々日本人はいまいちこういったものに恐怖を感じ切れない気がします。悪魔はキリスト教のものですし、悪魔払いっていうのもピンと来ない。

以前ロンドンオリンピック関連の番組でやってたのですが、イギリス人は幽霊が全く怖くないそうです。理由は、実体が無ので危害を加えようがないからだそうで。逆に大半がキリスト教徒なので悪魔をもの凄く恐れていました。

そしてその番組で面白い実験をやっていました。イギリス人10人くらい集めて、夜中にとある廃屋に連れていきます。そして「ここは幽霊屋敷だ」と伝え一人ずつその屋敷へ入らせるのですが、殆どの人が悲鳴を上げることもなく冷静でした。

そしてその後、全員に目隠しをしてロケバスに乗せ、適当にその辺をグルグルと走った後に同じ屋敷へと連れて行きます。そしてさっきとは別の入り口へと案内し、「ここは悪魔の住む館だ」伝え、さっきと同じ実験をすると殆んどの人が幽霊屋敷の時とは打って変わってうろたえたり、悲鳴を上げたりしたのです。

この実験からも分かるように、欧米人は悪魔を信じ恐れているからこそこの映画の怖さを我々日本人より感じれるのではないでしょうか。

ですが、この映画は我々日本人でも十分に楽しめるものだと思います。恐怖の演出もなかなか良いですし、先程も述べましたが次女の演技が上手だから白ける事もありませんし。箱の謎もなかなかミステリアスでした。個人的には100点満点で65点という所ですかね。

 

延々と書けそうなので今回はこの辺にしときます。ではこれからよろしくお願いします。